『しあわせ育児の脳科学』メモ

  kindleで原書を読みました。自分の英語力では理解があやふやな箇所があるため、翻訳本を読むことにしました。すでに絶版で、姫路市立図書館さんのおかげで読むことができています。

<はじめに 今をのりこえ、しあわせになる>

・全脳育児

<第一章 脳を意識した子育てを>

・統合

<第二章 ひとつの脳よりふたつの脳 -右脳と左脳を統合する>

・子どもが脳の両側を働かせるのを手助けする。

[全脳戦略1]まず右脳に接続、それから左脳に方向転換ー感情の波をサーフィンする。

[全脳戦略2](不安や感情に)名前をつけて、飼いならすー語ることで、巨大な感情をしずめる。

<第三章 心の階段を築く-脳の上の階と下の階を統合する>

・子どもの脳の上部はまだ発展途上。

・扁桃体…脳の下部。脳の上部を乗っ取り、考える前に行動できる。

[全脳戦略3]怒らせるより、作動させろー脳の上部に呼びかけて!

[全脳戦略4]使え、さもなければ弱まるー脳の上部を訓練する

・感情と体のコントロール…深呼吸、10まで数える、自分の気持ちを外にあらわす、足踏みする、枕にパンチする、など。

・自己理解…「なぜあなたはその選択肢を選んだの?」「どうしてそういうふうに思うの?」「テストで良い成績がとれなかった原因は何だと思う?焦っていたから?それとも単に問題がむずかしかったから?」

・共感…「どうしてあそこの赤ちゃんは泣いているんだと思う?」「なぜメリンダは、友達が去ってしまったと思ったのかしら?あなたはどう思う?」「今日の店員さんはあまりニコニコしていなかったね。何か悲しいことがあったのかな?」

・道徳観…仮定の状況を作って質問する。「緊急事態のとき、赤信号を渡るのは許される?」「学校で誰かが誰かをいじめていて、まわりに大人がいなかったら、あなたはどうする?」

[全脳戦略5]動け、さもなければ失うー体を動かせば、心を見失わない

<第四章 ゾワゾワをやっつけろ!-記憶の統合が子どもを癒やし、成長させる>

・暗示的記憶に認識の光をあてて明示的記憶に変換し、子どもがそれを知覚できるようにする(海馬)。

[全脳戦略6]心のリモコンを使えー記憶を再生する

[全脳戦略7]忘れずに思い出すー回想を家族の日常の一部にする

<第五章 わたし合衆国-自己のさまざまな側面を統合する>

[全脳戦略8]感情の雲が通り過ぎるのを待てー感情とは来ては去るものだと教える

[全脳戦略9]シフトしよう(SIFT)ー心の中で起きていることに注意を向ける

・感覚、イメージ、感情、思考。

[全脳戦略10]心の見取り図(マインドサイト)を使う練習をしようー中心部(ハブ)に立ち戻る

<第六章 「わたし」と「みんな」の関係-自己と他者を統合する>

・ミラーニューロン

[全脳戦略12]争いを通じて相手とつながろうーケンカするときにも、"みんな"を意識することを教える

<結び すべてをひとつに>


<付録2 年齢と発達段階別早見表>(未就学児 3~6歳)

・「そんなふうにふるまってはだめだよ」のかわりに「何か別のやり方でそれを扱うことはできる?」。「「そんな話し方をしてはいけないよ」のかわりに「同じことをほかの、もっと礼儀正しい言い方にする方法は思いつく?」。

・「あなたならどうする?」ゲーム。

・子どもが動揺したら、その感情を認識させたあとで、何か体を動かす理由を与える。運動は、気分を変えるのにとても有効な方法。




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